家計をあずかる主婦にとって「節約」って気になるワードですよね。
節約法、節約術、節約レシピなど、ネットで検索するとたくさんの節約に関する記事が書かれていて、それだけニーズがあるということだと思います。
今回はそんな節約という言葉の裏に隠された本音についてお話したいと思います。
まず「節約」と聞いてどんなイメージをもちますか?
「節約」というワードは人によってはせこせこしているイメージで、マイナスな印象を持っていることもあるでしょうが、多くの主婦にとっては、家計管理の成果を感じるバロメーターみたいになってるのではないでしょうか?
節約したおかげで、今月は先月より食費を1000円少なく生活できた!とか、光熱費が10%下がった!などわかりやすい成果を感じることができますし、「なにかやった感」も感じることができるのだと思います。
スーパーなどで見かける「安売り!」「特売!」「タイムセール!」などのコーナーに人だかりができている光景などは、これらのメッセージに強烈な力があることを証明しているのでしょう。
私自身もその人だかりの一人になっていることがありますしね…。
たしかに普段の半額で商品をゲットできた時には、とても「お得」に買い物ができた気がして気分もよくなってしまいますよね。
でも、この「お得感」をうまく演出しているお店側の努力に感心しつつも、私たちはもっと慎重にお金を使うことを考えてみたほうがいいでしょう。
安売りという誘惑
安売りされいると買いたくなるのは「今買わないと損をしてしまう」とう心理によるところが大きいのではないでしょうか。
実はそんなに欲しくないものでも「今だけ限定」とか「おひとり様〇点限り」と書かれていると買わない自分だけが損をしている気分になってしまいます。
そこで必要でないもの(買うときは必要だと勘違いしているもの)を買い込んでは冷蔵庫やタンスの肥やしにしているのです。
ひとつひとつはたいした金額ではないですが、ちりつも効果によって実は意外と家計に大きな影響を与えていたりします。
購入後の自己正当化
私たちもバカではありませんから、たいていの場合、購入後にそんなに必要ではなかったとちゃんと気づいているはずです。
でも、気づかないふりをしているのです。なぜか?
過去の自分の失敗を直視するのが嫌だからです。
大げさかもしれませんが、心の中で「これいらなかったかも…」と思っているものでも家族にそのことを指摘されると、「いやこれはこれで必要だったんだよ。」ってつい言ってしましませんか?
面と向かって批判されることを回避するために、購入したこと自体を正当化する理屈を考えているんですね。
その言い訳の代表が「節約」というワードです。
だってこれだけ安くなってお得だったんだよ!、今しか買えないんだから買い時だったんだね!なんて言えば、まあなんとかなるだろうと…。
自分自身を振り返っても思い当たる節があります。やっかいですね…節約。
記録することで客観的に評価する
そんな危機回避ワードの「節約」という言葉が出そうになった時には、ぐっとこらえて自身の行動を客観的に評価してみましょう。
具体的には、まず買ったものと金額を紙に書き出してみます。
そして、その商品もしくはサービスが本当に必要だったのか、なぜ購入したのかその理由を横に書いてみましょう。
その時に単に「安かった」「最後のひとつだった」「おすすめされた」などの理由しか出てこないようであれば、本当に必要なものではない可能性が高いです。
家族に見せる必要はありませんし、毎回の買い物で行う必要もありませんが、たまに自分の中で「意味のあるお金の使い方」ができたのかどうか確かめるチェックだと思って行ってみてはいかがでしょうか。