これまで一度もクレジットカードを利用したことがないという人はほとんどいませんよね。
いまでは学生でも気軽にカードを作れる時代になって、ほんとに便利な時代になったなと感じす。
ちなみに、JCBの調査によると2016年のクレジットカードの保有率は84.2%、保有者一人あたりの平均保有枚数は3.2枚となったそうです。
保有枚数については2枚が25.2%、1枚が23.0%、3枚が20.7%となり、「2枚持ち」が最も多い結果となってるとのこと。
また、同調査によるとクレジットカード保有者の月平均クレジットカード利用額は6.2万円となり、生活費に占めるクレジットカードの利用割合は34.3%という結果が公表されています。
生活のあらゆる場面でクレジットカード決済が浸透していると言えますね。
そんな便利なクレジットカードなのですが、使い方を間違えると身を滅ぼすことにもなりかねない危険性も併せ持っていますので注意が必要です。
クレジットカードを使う上で注意しておきたいのは
- 手元の現金が減らないことで心理的につい使い過ぎてしまう
- ネット決済などの自動決済に登録していると使用した感覚すらなくなることがある
- 分割払いにすることで負担が軽減されたという勘違い
- 意外とバカにならない年会費
などがあります。
逆にクレジットカードを使うメリットとしては
- ポイントが貯まる
- マイルが貯まる
- 各種割引がうけられることがある
- 入会キャンペーンによるキャッシュバックなどが受けられる
- 手持ちがない場合でも買い物ができる
- 海外旅行では現金より安心
などがあり、危険な面がありつつもそれを補ってあまりあるくらいメリットがあるのがわかります。
家計簿関連の書籍などではクレジットカードを推奨していないものもよく見かけますが、私はその特性をよく理解して賢く利用するのが一番よさそうだと考えています。
私が考える賢く使うためのポイントは以下の3つです。
- 使う際のルールをあらかじめ決めておく
- 使用するカードはひとつにしぼる
- 年会費が無料のものだけを選ぶ
ひとつづつ説明します。
使う際のルールをあらかじめ決めておく
クレジットカードを使う際にマイルールを設定しておくことで使い過ぎを防ぐことができます。
ひとつ目のルールとして「カードを使用したらその都度手元の現金を所定の場所に分けておく」とうものです。
使い過ぎの大きな原因は心理的にお金を使った感覚が希薄になりがちということなので、カードの使用の都度、現金を手元から別のところに分けることによってお金を使った実感を持つことが重要だと思います。
わける場所は封筒でも使っていない財布でも空き缶でもどこでもいいと思います。
この方法は分けておいたお金を引落し口座にそのまま入金することで残高不足による振替不能を防ぐ効果もあるのでおススメです。
もうひとつのルールは「決済方法を一括払い以外利用しない」というものです。
基本的に一括で購入できないものは買わないという方針です。
クレジットカードは分割払いができて毎月の返済負担が減るのがメリットのように感じてしまいますが(セールスマンもみんなそうやって言います)、分割払いは借金です。
負担は軽くなりません。むしろ分割手数料分割高になってカード会社が喜ぶだけです。
リボ払いなんてもってのほかです。
手数料が多少かかるのはもちろん知ってるけど、今どうしても欲しいものがあるんだよな…。
もし、そう感じるようであればクレジットカードをすべて捨てたほうが身のためですよ。
そんああなたは、クレジットカードとうまく付き合うことは絶対にできませんので。
感情の前に算数がちゃんとできる大人の方だけが利用しましょう。
使用するカードはひとつにしぼる
カードをひとつにしぼるのもポイントです。
複数のカードを利用していると貯まるポイントも分散してしまい、気が付いたら有効期限が過ぎていた…なんてことにもなりかねません。
なにより家計管理的には複数のカードを完璧に管理するのはかなり難しいです。
カード会社によって利用期間の締め日と引落し日が違いますので、口座にお金を切らさないように入れて置き、家計簿もきっちり付けるなんて一苦労ですよ。
カードを持っているだけで割引特典を受けられるものもたくさんありますのでそういったカードだけを残し、決済にしか使えないカードはどれかひとつに決めてしまったほうがいいと思います。
カードはシンプルに管理する。
これが一番です。
ちなみに我が家は決済用のカードは楽天カードに決めていて、年間2~3万円分くらいのポイントが勝手に(ホントに意識せずに)貯まっています。
年末あたりにポイント数を確認していますが思わずニンマリですよ。
年会費が無料のものだけを選ぶ
クレジットカードは年会費が有料、無料さまざまタイプが出回っていますが、断然おススメは無料のものです。
1年で1000円程度のものでも複数枚所有しているとバカにならない出費です。
普段スーパーで数十円野菜の値段が上がったことを気にしながら買い物しているのに、そういったところには無頓着なひとも多いのではないでしょうか。
いちおう有料のものだと空港のラウンジかタダで利用できたり、ポイントの還元率が良かったりとそれなりにメリットもあるのですが、
空港のラウンジ年に何回使いますか?
ポイント還元率の恩恵を受けるくらい買い物しますか?
その他の特典につりあう年会費ですか?
そういうふうに考えるとほとんどの人にとって有料カードはオーバースペックだと思います。
もしステータスとしてゴールドカードを持ちたいのであれば止めませんが、家計のやりくりという目線で考えるとちょっとありえない選択ですね。
しかも、無料のカードはサービス面やサポート面で不利なのかというと全くそんなことはないです。
年間100万円程度の決済でしか使用しないのでしたら無料のもので十分だと思います。
ちなみに楽天カードも年会費永年無料ですよ。
まとめ
クレジットカードを賢く使う方法について紹介しましたがいかがだったでしょうか。
私も普段から楽天カードにはお世話になっていて、使い方にはけっこう注意していたので一度、言語化してみるのも良い機会かと思い書かせていただきました。
すこしでも参考になれば幸いです。