前回の記事では家計簿を選ぶ際に比較すべきポイントをまとめましたので、今回はノートで家計簿を付けるメリットとデメリットについて紹介したいと思います。
まだ前回の記事をお読みでない方はこちらからどうぞ
1 記入のしやすさ
ノート家計簿は携帯性に優れていて、いつでもそばに置いておけるので、書こうと思ったときにすぐに書けるというメリットがありますが、デメリットとしては、新しいページに記入する際にはノートに罫線や項目などを書き入れなければいけないわずらわしさもあります。
2 集計作業のしやすさ
単純な足し引きを少ない項目で行うのであれば問題ないかもしれないですが、基本的に手作業にかかる時間が多くなると思いますので、電卓での集計が苦にならない人向きだといえます。
3 余分な機能、項目がないか
シンプルさでいうとノート家計簿が一番ではないでしょうか。自分の家庭に必要な支給項目などを自由に設定することが可能ですし、余計なものはなにもない家計簿を作成することができます。
4 思い通りにカスタマイズできるか
工夫次第でオリジナリティのある家計簿を作成できると思います。実際に「手書き家計簿」でネット検索すると実に様々な家計簿をつけている方がいて驚きます。
特にパソコン操作に苦手意識のある方にとっては手書きで思い通りの家計簿を作成することができるのは大きなメリットだと思います。
デメリットとしては、紙媒体という制約があるためパソコンやアプリ家計簿のような便利機能を追加することは難しいという点があります。
詳細な分析をしたい場合にはやはりパソコンやスマホアプリを活用するほうがよいでしょう。
5 デザイン性
どんなノートを使用しても家計簿をつけるうえで支障はないので、自分の好きなデザインのノートを選べるメリットがあります。
中身のレイアウトについても市販の家計簿ではかゆいところに手が届かない場合がありますが、ノート家計簿であれば使いやすいように自由にレイアウトできます。
6 始めるまでのハードル
最低限ノートとペンと電卓があればすぐにでも始められるので、多くの人にとって最初のハードルが一番低い方法だと思います。
ただ、支出項目などを自分でイチから決めなければならないので、ご自身の家計簿で設定する項目が明確でない場合は市販の家計簿を参考にされるのがいいかもしれません。
ちなみに我が家の家計簿の項目について、以下の記事で書いていますので参考にしていただければと思います。
7 どのくらい費用が掛かるか
ノートとペンと電卓をそろえるのにかかる初期費用は1000円もあれば済むと思いますので、お財布にやさしいのも嬉しいところですね。
電卓は100円ショップなどで売っているカードタイプのものは使いづらいので、500円~1000円くらいのもので、10桁以上計算できるものを用意するといいと思います。
まとめ
ノート家計簿のメリットとデメリットを紹介しましたが、以下で簡単にまとめておきましょう。
メリット
- 携帯性に優れているのでいつでも書ける
- とにかくシンプルに付けられる
- 工夫次第でオリジナリティのある家計簿を作成できる
- レイアウトなどのデザインの自由度が高い
- 始めるまでのハードルが低い
- 費用があまり掛からない
デメリット
- 線を引いたり項目を手書きする手間がかかる
- 集計に手間がかかる
- 詳細な分析がしたい人には向かない