書店に行くとお金が貯まる家計簿、ズボラな人でも続く家計簿、〇〇式家計簿などなどたくさんの家計簿関連の書籍が出版されていますよね。
その他、家計簿アプリ、PCソフト、ノート家計簿、エクセル家計簿など様々な種類の家計簿があります。
これだけ種類が豊富にあると、その中から自分に最適なひとつを見つけ出すだけで大変な作業になると思います。
しかし、自分に合った家計簿を使わないと継続できずに挫折してしまう原因にもなりかねません。
そこで、過去に様々なタイプの家計簿を使ってみた経験から、選ぶ際に最低限比較しておいたほうがいいポイントをいくつか紹介しますので、家計簿選びの参考にしていただければと思います。
目次
1 入力、記入がしやすいか
家計簿をつけていく中で最も多くの時間を使う作業は、入力作業(もしくは記入作業)であるのは言うまでもありませんよね。
この作業がしづらいということは挫折に直結する重要なポイントです。
例えばノートに手書きする場合、記入作業量は少し多めになると思いますが、ノートを開けばすぐ書けるので、書き始めるまでのハードルは低いでしょう。
エクセル家計簿の場合はフォームさえ作成していれば数字の入力はさほど手間取らないと思いますが、パソコンの電源を入れてエクセルを立ち上げるのは人によっては面倒に感じるかもしれません。
この辺りは、自分のライフスタイルに合っているかどうかをよく検討する必要があります。
2 集計作業がしやすいか
家計簿は日々の支出や収入を記入するだけでは意味がありません。
記入したものを毎月(ものによっては毎週)集計して収支のバラスを確認する必要があります。
手書きの家計簿だと当然電卓をたたいて集計作業をする必要がありますので、計算間違いをしやすく何度も電卓をたたく羽目になることもしばしばあります。
PCソフトなどを利用していれば入力間違いをしなければ、基本的に自動で集計をしてくれていますので集計作業については非常にラクです。
3 余分な機能、項目がないか
パソコンの家計簿ソフトを利用したことがある方はお分かりになると思いますが、詳細な分析、グラフ化、帳票印刷、利息計算などの豊富な機能が用意されている家計簿が有料、無料問わず多く出回っています。
一見便利な機能なのですが、普通の家庭でそれらの機能をフル活用する機会はほぼ無いと思っていいでしょう。
実際に有料のソフト(たしか4,000円くらいだったと思います。)を利用した経験もありますがほぼ使いませんでした。むしろ邪魔でした。
機能については「あったら便利」ではなく「無いと困る」という基準で選んでみるのが賢明だと思います。
4 思い通りにカスタマイズできるか
出来合いのものをそのまま利用してもいいのですが、家庭の状況はそれぞれ違いますので、かゆいところに手が届かない事態が生じてきます。
そこで、家計簿を自分の思い通りにカスタマイズしたいと思ったときに簡単に変更できるのかどうかも家計簿選びの重要なポイントです。
例えば、アプリなどはスマホから簡単に入力できて携帯性もよく大変優れたツールなのですが、カスタマイズという観点からするとほぼいじることはできないと思います。
気に入ったアプリを探すのも手ですが、状況に合わせて柔軟に変更をしたいと考えている人はエクセル家計簿やノート家計簿を検討するのもいいかもしれません。
5 デザインが気に入るか
デザインが好みに合っているというのも家計簿選びのポイントだと思います。
機能的な面だけでなくかわいい表紙が気に入っているとか書き込みがしやすいデザインであるとか手触りが好きなど自分のフィーリングに合うものは愛着もわきますよね。
なので、機能面はよくわからないからとりあえず一番かわいいデザインを選ぶという決め方もありだと思います。
6 始めるまでのハードルが低いか
いざ家計簿を書き始めようと思ったときにすぐ取り掛かれる状態にあるかどうかというのも大切なポイントです。
なぜなら、ダラダラしているとモチベーションが下がってしまい、始めるのが面倒になってしまうこともあるからです。
エクセル家計簿の場合、家計簿をつけ始める前にフォームを作る必要がありますしノート家計簿の場合も罫線を引いたり項目名を書き込んだりしなければいけません。
パソコンソフトもダウンロードして初期設定をしなければ始められません。
書籍タイプであれば購入したその日から始められますので、熱が冷めないうちに取り掛かれるかもしれないなどの特徴があります。
7 どのくらい費用が掛かるか
家計簿を始めるのにどれくらいの費用がかかるのかを把握しておくのも重要です。
ノートであれば100円程度でどこでも手に入りますが、本格的な家計簿ソフトであれば数千円程度の費用が掛かるでしょうし、書籍を購入する場合は1,000円前後必要だと思います。
せっかく節約してお金を貯めようと考えているときに必要以上に出費を増やすのも本末転倒だと思いますので、ご自身の目的と必要な費用をよく検討してみるのがいいと思います。
まとめ
家計簿選びのポイントをまとめてみましたがいかがでしょうか。
今後、家計簿タイプ別の詳細な比較と私の個人的なおススメなども記事にしたいと思いますのでそちらも参考にしていただければ幸いです。