クレジットカードを利用したときの家計簿のつけ方に困っていませんか?
現金しか利用しない家計の場合だと、お金を使った都度その金額を家計簿に記入して予算の残額を確認するという流れが一般的だと思います。
これは買い物したタイミングとお金を支払うタイミングが一致しているため可能な記入方法です。
一方、クレジットカードでの支払いは、買い物したタイミングと口座からお金が引き落とされるタイミングがずれてしまいます。
そのため、いったいどのタイミングで家計簿を付けるのが正しい記入方法なのか迷ってしまいますよね。記入のタイミングとしては
- クレジットカードを使用した日付で記入する
- 口座から引き落された日付で記入する
の2通りが考えられます。
会計処理上では、1のことを「発生主義」、2のことを「現金主義」というそうです。
どちらが正しいということではなくて、会計処理上は専門用語がそれぞれにあるということなので、どちらも正しいということなのでしょう。
要は考え方の違いだと思います。
では、家計管理においてはどちらのつけ方が正しいのでしょうか?
これも結局は好みの問題なのでどちらが正しいとは言えないと思います。
唯一正解があるとすれば、「処理の仕方をどうちらかひとつに決めておき、決定した後は変更しない。」ということでしょうか。
ただ、管理のしやすさとう観点から考えると、クレジットカードを使用した日付(支払いが発生したタイミング)で全額計上してしまう方法がおススメです。
理由としては「使ったときに全部記入してしまうほうが忘れないから」という単純な理由です。
そもそもクレジットカードの利用することで家計管理が複雑になる原因としては
- 決済日と引落日が異なる
- 使用日と決済日が異なることがある
- ネットで毎月自動決済を設定していると使用状況が把握しづらい
- 分割払いにした場合、引落日が複数月にまたがる
などがあります。
基本的に同一月内ですべての処理が完了しないことが複雑になる主な原因となっていることがわかりますね。
ありがちな間違いとしては、
分割払いをした場合に使用した月に全額計上すると、
①その月の支出額としてマイナスが記入される。
そして、翌月に口座からお金が引落しされたときに誤って
②さらにその月でも支払額としてマイナスを記入してしまう。
という二重計上です。(実際の支払い額以上のマイナス計上になってしまいます。)
シンプルに家計管理をするためには、時系列的に考えて使ったときにそのまま金額を記入して、引落については考えないという方法に決めるのがベターだと思います。
時系列に考えるというのは誰でも知っている古典的方法でありながら、いま現在も最も広く一般的に利用さてている管理方法だと思います。
誰にでもわかりやすく、かつ使いやすい分類方法なのでしょう。
家計簿についても時系列にそって記入するのが自然で理解しやすい形になるのではないでしょうか。
シンプルイズベスト! ですね。